一角獣・多角獣

シオドア・スタージョンの短編集です。シジジイとかいう基本は一つの遺伝子のコピーで分裂し続け、たまに異なる遺伝子と融合して遺伝子を保つという性質は、単細胞生物の繁殖に見られる性質ですが、人間の社会の中でも見たことがあるような気がしました。全員が同じ考えばかりになっても続かず、どこかで新しい概念とかを取り得れる必要か出てくる。といった感じですかね。

著者がこのテーマを取り上げて、言いたかったことは今ひとつ読み取れていませんが、発想はどれも面白かったです。

一角獣・多角獣 (異色作家短篇集)

一角獣・多角獣 (異色作家短篇集)