2011-01-01から1年間の記事一覧

吉野山の紅葉

本当は午前中に出かけるつもりだったが、夫婦揃って寝坊したのでお昼過ぎに大阪を出発した。日の高いうちの方が葉が明るくてきれいかと思っていたけど、夕暮れの紅葉は赤が映えて美しかった。そして、行きがけに立ち寄った「ラ・ペッシュ」というお店のモン…

族長の秋

権力の象徴である大統領の狂気と孤独の物語。とにかく多くの言葉を用い、喜劇のような表現とテンポで物語っていくが、とてもグロテスクな小説だった。入り組んだ時系列や、本質的に循環的な各エピソード、「海」、「星」、「牛」、「ハゲタカ」など物語のテ…

砂の本

伝奇集と同様に時系列や概念の扱い方が幾何学的というか数学的で面白い作品が多い。「他者」は循環して交差しているし、表題の「砂の本」は拡散していく感じ。「会議」は射影的か。全然話が変わるが「汚辱の世界史」は山田風太郎の「人間臨終図巻」シリーズ…

予告された殺人の記録

テーマを今ひとつ掴むことができない。「百年の孤独」も含めてマルケスの作品はテーマをあやふやにしか掴めた気がしない。修行が足りませんね。直接手を下した犯人はいるが、実質上は(アンヘラも含めて)町の住民全員が犯した殺人というように読み取れた。…

百年の孤独

数え切れないほどの短編のストーリーを淡々と織り重ねて、辺境の地に住む一族の面々の孤独が描き出されていく不思議な形態の小説だった。一族の面々が孤独な理由は決定的な人格上の欠陥であったり、抗いようのない運命的なものであったりと各々異なる。つま…

キャズム

マネジメントについての本をちゃんと読んだのはこれが初めて。市場をセグメントで分けるとかユーザのコミュニティを押さえろとか成る程なあと思うこと多々あった。が、大前提としているテッキーを満足させる事ができるような製品を作るところが一番大変そう…

Play The Blues

これまでニューオリンズベースにアレンジした曲でかっこいいと思ったことはなかった。しかし、これは文句なしにかっこよかった!特に2曲目のforty-four なんてたまらん。プレイ・ザ・ブルース(CD+DVD)アーティスト: ウイントン・マルサリス&エリック・クラ…

エンジニアとしての生き方

ブログのまとめなのでテーマは多岐にわたっている。印象に残ったのは仕事はレベルが高くて厳しい環境の中で楽しんでやった方がよいということ。全く同意。これを読んだら色々チャレンジしたくなった。エンジニアとしての生き方 IT技術者たちよ、世界へ出よう…

続・日本人の英語

続編も図書館から借りて読んだ。コンセプトは前作と同じ。著者が日本語の詩や俳句を英語に訳すとニュアンスが伝わらないことが多いという一文を読み、外人と話すときに日本語の言い回しがうまく英語にできなくてもどかしくなるのは当然で、そもそもそのアプ…

日本人の英語

冠詞、前置詞、時制など日本人が躓きやすいポイントを理屈とニュアンスの面から説明している。日本語でもそうなのだろうが「ある程度の理屈」と「ニュアンス」を押さえることが小慣れた英語を使えるようになるためのポイントなんだろう。日本人の英語 (岩波…

那智勝浦

夏期休暇の旅行は四国を3泊4日でまわる予定だった。が車検やらによる予算の都合で敢えなく断念… 代わりに近場を1泊2日くらいでぶらぶらしようということになった。奥さんの希望もあり和歌山に決定。そういえば2人で和歌山に行ったことが一度もなかったな。コ…

日本語作文術

仕事や日常で相手に伝わる文章が作れるようになることを目的にした本。なので学校であまり使わないよう教えられた『オノマトペ』も伝わるのなら積極的に使いなさいというスタンスになっている。構成は以下のようになっている 文章の作り方 各段落の作り方 段…

淀川花火大会

今年は海老江の河川敷から観覧した。天気も良かったし、台風の影響でほどよく風が吹いていたので快適な観覧だった。花火は近くで見るに限る。

超ヤバイ経済学

テーマに対する切り口は前作同様に目を洗われるものが多かった。さらにテーマの選定が前回より魅力的だった。特に温暖化に関するくだりや、終盤の猿に通貨の価値を覚えさせた実験などは秀逸。超ヤバい経済学作者: スティーヴン・D・レヴィット,スティーヴン…

淡路島へ鯖・鱚を狙いに

行ったんですが水潮のせいかどうも喰いがよろしくなく、洲本港でウミウシとチビグレが一匹。 厚浜に移動してようやく本命の鱚を釣りました。めっちゃ小さかったですがね…。

島根・鳥取へ旅行

ゴールデンウイークの1,2日に島根と鳥取へ旅行してきました。井沢元彦の本で仕入れた予備知識を基に出雲大社や稲佐の浜あたりをウロウロしました。両日とも黄砂は多かったものの雨も降らずお天気にも恵まれてよかった。稲佐の浜 出雲大社神楽殿 本殿は平…

ビールグラス蒐集開始

前々から奥さんとやりたいなあと話していたビールグラスの蒐集。収納するラックを買ってからはや数ヶ月でようやく始めました。当面はドイツとベルギーのグラスから始めてみます。どこで買うかですが大阪でベルギービールといえばやはりウエハタでしょう。今…

花見

今年は震災の影響かドンチャン騒ぎをしている人は見かけませんでした。なんでも自粛は良くないけれども花見はのんびりとするに限ります。東北に早く桜が咲いて少しでも暖かくなってほしい。大阪城公園 こちらは奈良の三室山。

梅やら桃やら

大阪城公園にぶらりと見てきました。美しい。

読書について

という邦題になっていますが主題は 自分で考えることが大事。自分で考えた知識が最も役に立つ値打ちものになる。 翻って、本を書くなら自分で考え抜いたことを厳密な、そして自分の言葉で書け! 現代の(といっても1800年代のドイツ)新刊には悪書が多い、時…

考える技術・書く技術

相手に自分の言いたいことを正しく伝えるために自分の考えを整理し、チェックするフレームワークである『ピラミッド原理』についての本。巷でいうロジカルシンキングとやらはこいつが出元の模様です。構成は次のような4部構成になっている。 フレームワーク…

余呉湖のワカサギ釣り

会社の方達と余呉湖へワカサギ釣りに行ってきました。これまでワカサギ釣りをしたことがなかったので、前日にタックルベリーで竿を含めて一通りの仕掛けを揃えて午前4時に出発。6時過ぎに到着するとかなりの人がすでに釣りを開始していました。 入場料を支払…

hereafter

事故や病気で亡くなっていく人のシーンを見ていたら同じように亡くなった身近な人達のことを思い出しました。その都度、漠然と抱いていた疑問。死んだらそれでお終い?この映画は「人間死んだらそれでお終い!」ではなく、「その先があるんだよ」というのが…

本を読む本

本を読む本 (講談社学術文庫)作者: J・モーティマー・アドラー,V・チャールズ・ドーレン,外山滋比古,槇未知子出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/10/09メディア: 文庫購入: 66人 クリック: 447回この商品を含むブログ (322件) を見る本を効率よく理解し、…

とんど祭り2011

寒空の下で屋台を巡るのが恒例になりつつある高津宮の「とんど祭り」に今年も行ってきました。今年の標的は「うずら屋」、「SAKURA」、「居酒屋ながほり」です。うずら屋は白頭園と共同で出店していました。ソーセージ、比内地鶏の手羽先とハートランドビー…

2011

本年もよろしくお願いします。今年は数年先の自分の姿をもっと具体的な形でイメージしよう。