日本語作文術

仕事や日常で相手に伝わる文章が作れるようになることを目的にした本。なので学校であまり使わないよう教えられた『オノマトペ』も伝わるのなら積極的に使いなさいというスタンスになっている。

構成は以下のようになっている

  1. 文章の作り方
  2. 各段落の作り方
  3. 段落のまとめ方(論証に従ったまとめ方)
  4. 定型表現の一覧

2.や3. は「考える技術・書く技術」と大体同じ意味のことが書いてあった。むしろ、How to 本という面では「考える技術…」の方が分かりやすい。

自分にとって、この本の価値は1.と4.にある。全体の構成を決め、段落毎の内容を決めて、いざ文章を書くという段になった時に本書の1.と4.が活きる。

一通り読み終えたら手元に置いておき、文章の表現に迷ったときの参考書としても使える。

日本語作文術 (中公新書)

日本語作文術 (中公新書)