予告された殺人の記録
テーマを今ひとつ掴むことができない。「百年の孤独」も含めてマルケスの作品はテーマをあやふやにしか掴めた気がしない。修行が足りませんね。
直接手を下した犯人はいるが、実質上は(アンヘラも含めて)町の住民全員が犯した殺人というように読み取れた。誰も犯人が殺人を犯すのを止めなかった・止めることができなかったというストーリーを通して集団の無情さや不条理さを炙り出そうとしたのかもしれない。
予告された殺人の記録・十二の遍歴の物語 (Obras de Garc〓a M〓rquez (1976-1992))
- 作者: ガブリエルガルシア=マルケス,Gabriel Garc´ia M´arquez,野谷文昭,旦敬介
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/01/01
- メディア: 単行本
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