きみの血を

今回は長編。幼年期の虐待などの体験が精神に与える影響を心理学的に取り入れた、SFというよりはサイコホラーといった内容でしょうか。
時折飛び出す妙な大阪弁と、この微妙なタイトルには若干の違和感を感じましたがテーマは現代でも全く色褪せていないのが凄い。これが71年に書かれていたのは驚きでした。

きみの血を (ハヤカワ文庫NV)

きみの血を (ハヤカワ文庫NV)